2006年01月29日

殿様商売

野球脳…プロ野球は他のスポーツよりも身分が崇高なので、
     特別扱いされるのが当然という思考のこと、
     若しくはそのような思考を持つ人物を指す。


スポーツニッポン2005年12月2日に掲載された
「激動ド真ん中」という、小林至ソフトバンクホークス取締役
連載を紹介します。
全文を書くと長くなるので、
流れを要約しながら適宜本文を引用していくことにします。
「」内は引用です。


NHKよ、「プロ野球文化」再考を
・今年も大リーグ行きを希望する選手がたくさんいる。
・これはプロ野球が大リーグにとっての2軍になりつつあることを示す。
・2軍化を止めるには、世界中の選手が一度は日本でプレイしたいと思いたくなるような
 プロ野球を作っていかなくてはならない。

>「じゃあ、どうやってそれを実現させるのか?」というつっこみは置いといて、
 ここまではまだわかると思います。
 問題は次からです。


・「その上でメディア関係者、特にNHKにぜひお願いしたいことがある。
  大リーグの試合を午前中にたっぷり生中継し、
  夜7時のニュースでは、「今日のイチロー」「今日の松井」を
  国民の重大関心事のごとく報道し、
  返す刀で日本のプロ野球はフリップ1枚というのは
  なんとかならないだろうか。」
・「これが民間メディアなら何も言わない。
  メディアも商売だ。
  しかしNHKは受信料という名の税金で運営され、
  公益、国益に寄与すべき団体である。
  それが外国の1団体を熱狂的にPRし、もうけさせ、
  曲がりなりにも70年、国民の健全な娯楽の1つとして存在してきた
  プロ野球をおとしめ、疲労させている状態を不自然だと思うのは 
  私だけだろうか。

・プロスポーツは文化的公共財の1つである。
 だからこそ、NHKは大相撲も低視聴率でも放送している。
(←大相撲がNHKで中継されるのは、もっと大人の事情的な理由があった気がしますが。)
・公共のために良質な番組を提供し続けいるNHKには、
 再考をお願いしたい。
(記事終わり)


なぜ需要の少なくなっているプロ野球を
あえてNHKが現状以上に取り上げなくてはならないのでしょうか?

大体、「プロスポーツは文化」と言うのなら外国のプロスポーツだって文化なのだから
取り上げられてしかるべきでしょう。

NHKにしてみれば、
「野球は文化。
 なので、野球中継にも力を入れていきたいが
 幾つかあるプロ野球リーグの中でも、最高峰のメジャーを最重要視するのは当然。」
という建前があるでしょうし、僕にはこちらの建前の方が納得できます。
「国内のリーグだから」大々的に取り上げろというのはおかしいです。
NHKはメジャーの方がプロ野球よりも、需要があると思うから大々的に取り上げるわけで
メジャーもプロ野球も同等に大切な文化だという前提がある以上
需要の多い方の情報を取り上げるのは放送局である以上当然のことです。

僕には小林球団取締役の主張は、
プロ野球が取り上げられなくなってきたことへの
単なる不満やメジャーへの嫉妬と同時に
「プロ野球は特別である」という特権意識の現れにしか思えません。
プロ野球は何も特別ではなく、数ある国内スポーツの一つです。
メディアに取り上げて欲しいなら、
プロ野球が国内スポーツの一つに過ぎないことを受け止め
特権意識から「NHKに取り上げて欲しいなど」とゴネずに
取り上げてもらえるようになれるような努力をしていくべきです。
上記の主張を一評論家や単なるOBが言うのならまだしも、
球団経営に携わっている人が言うのでは、先が思いやられます。

小林球団取締役は本日夜NHKBS1で放送の
「BSディベート どこへ向かうプロ野球改革」に出演します。
まだ、小林球団取締役について書きたいことの続きがあるのですが、
今日出演の番組終了後の小林球団取締役の情報が出た後に
後日改めて書きたいと思います。
まあ、多分前から主張していることと同じことを喋ると思いますが。

PS
僕はボクシングを見るのが好きなので愚痴らせてもらいますが、
「国内プロスポーツは素晴らしい超重要文化」と主張するなら、
NHKにボクシングを取り上げてもらえるよう言ってやって下さい。
「血が出るのを見たくない。」という抗議があるからという理由で
NHKはボクシングから撤退して以来、中継はおろか
スポーツニュースでもボクシングの「ボ」の字も触れてくれません。(涙)
それに比べれば、ゴールデン帯中継もあるし
毎日フリップ一枚でも触れてもらえるんだから、
プロ野球は贅沢言うなと思ってしまいます。

追記2006年1月29日22:05
>ボクシングの「ボ」の字も触れてくれません。(涙)

書いた側から、さっきサンデースポーツで世界戦の結果に触れていました。
珍しい。
さすがに、記録物の結果でしたからね。
posted by 21 at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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