2005年12月13日

巨人戦中継衰退の真の恐怖 その4

前回:巨人戦中継衰退の真の恐怖 その3
 前回までの内容
巨人戦中継がゴールデンから撤退すると
マスコミ露出が減り、下げ幅はわからないが
とにかくプロ野球の認知度が下がる。
(↑今回はお話風でない、普通の前回までの内容の紹介です。)


巨人戦中継ゴールデン帯撤退で
プロ野球の認知度が下がるのは確実なのに、
このことをファンどころか
真面目な球界問題評論家でさえ
見落としています。


例えば、
「ある球団は球団単体では赤字だが
MLBのように自治体が親会社に球場運営も任せれば、
球団と球場で合わせて黒字になる。
これなら、巨人戦中継の放映権料がなくても大丈夫。」と
主張する評論家がいます。
でも、これにはあくまで今くらいの野球人気が続くという前提が
必要なのです。

人気の無い競技には、どんなビジネスモデルを持ってこようが
徒労に終わります。
巨人戦中心の「収入体制」の弊害を説く評論家はいても、
巨人戦による「露出の多さ」による弊害を説く
評論家がいないのは問題です。


 最後に
どんなプロスポーツでも運営においては、
TV中継への依存は重要なものです。
たとえ深夜の録画中継でも、
そのスポーツの関係者やファンにとっては
ありがたいことです。
しかし、プロ野球はマスコミに過剰に依存し過ぎています。

よく「プロ野球は巨人依存だから問題だ。」と言いますが、
「巨人依存」という言葉は、問題の本質をぼかしていると思います。
「巨人依存」だから問題というより、
「マスコミへの過剰依存」が問題と言うべきなのです。
そして、マスコミが昨今のプロ野球問題を口にするときでも
マスコミ自身が「マスコミ依存が問題」などと言うはずがありません。

よって、この問題はマスコミの言説を鵜呑みにするのでなく、
自分自身で検討しない限り認識されません。
そして、このような問題がファンの間で認識されないのは
プロ野球ファンのメディアリテラシーが相当低いということを
示していると思います。
posted by 21 at 18:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ある球団は球団単体では赤字だが
MLBのように自治体が親会社に球場運営も任せれば、球団と球場で合わせて黒字になる

→その辺見抜かれてるからなかなか自治体が、プロ野球球団に管理者制度の指定業者に認定しないのではないでしょうか?

ロッテはどうなりましたか?
Posted by WBC at 2005年12月16日 08:07
えーと、ロッテが球場の指定管理者に立候補しているという以上の動きは
耳にしていません。


>>→その辺見抜かれてるからなかなか自治体が、…

この質問は、
「球団は自分の利益のためだけに球場を欲しがって公共性を考えていないと
 自治体が思っているから、指定管理者に認定されないのではないか?」
という意味でしょうか?
Posted by 21 at 2005年12月16日 23:28
少し舌たらずでしたね。

@野球人気の陰りが顕著になり、
プロ野球を頂点とした体制
に対して将来の見通しが暗い点と、
A球団が一企業の私物である以上自治体から、公共性の寄与に対して疑問視されるので、
指定管理者制度認定に否定的見解をもたれ、認定されないのではと言いたかったのです。

それにもかかわらず、千葉市はロッテに対し、指定管理者の動きがあるので、
”ロッテはどうなりましたか”と尋ねたしだいです。

確か、鹿島アントラーズは鹿島サッカースタジアムの指定管理者として認定されたと思いますが、アントラーズは、クラブは一応”独立採算制”のため、住友金属やTOSTEMの私物とまでは言えず認定されたかと思います。
Posted by WBC at 2005年12月17日 13:45
理解しました。
おっしゃる通り、ロッテが指定管理者に今のところ認定されていないのは、
@Aが原因だと思います。
あと、@に関連して、球界全体のこれからの動向以前に、
ロッテは2004年の球界再編時にダイエーと合併予定であったくらい、
今でさえ球団自体の存続が怪しいというのもあると考えられます。
Posted by 21 at 2005年12月17日 14:34
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