2005年12月08日

巨人戦中継衰退の真の恐怖 その2

前回 巨人戦中継衰退の真の恐怖 その1
  前回までのあらすじ
TV局が巨人戦中継から撤退すると、
なんとプロ野球の露出は激減してしまうのであった!
どうする、プロ野球!?
がんばれ、プロ野球!!


マスコミがプロ野球に足を突っ込み過ぎていることなどから
前回の話は単純化しすぎたきらいがありますが、
大まかな流れは合っていると思うので、話を先に進めます。

さて、マスコミ露出が減るとどうなるでしょうか?

(1)一般層へのアピールが難しくなる
あなたは現在のプロ野球球団の名前を全て言えますか?
これはプロ野球ファンじゃない人でも
答えられる人が多いと思います。
(少なくとも昭和生まれの年代以上なら、答えられると思う)
何気ないですが、これってかなりすごいことです。
例えば、J1のクラブを全部言えますか?
Vリーグのチームを全部言えますか?
何かのスポーツの中でトップを走る選手・チームは知っていても
その他の主要な選手・チームを、ファン以外が知っていることは稀です。
それくらい、プロ野球のマスコミ露出は群を抜いている。

マスコミ露出が減ると、こういうのがなくなってきます。
そして、一般層やファンがごっそり抜けることが考えられます。
まず、一般層の認知が減れば、煽られてプロ野球を応援する人は減ります。
ファンを自認する人でも、
今はTVをつければ無料でやってるからファンだという
ライトな人もいるでしょう。
ライトなファンが、マスコミ露出が減り
お金を出さないと情報が手に入らない時代になっても
ファンでいてくれるとは限りません。
そして、こういうライトなファンが
他のスポーツより圧倒的に多い気がするだけに、
「ファンの大量離脱」が有り得ると思います。


また、子どもの世代に深刻な影響が出てくることも、考えられます。
球団・選手がわからないどころか、
複雑な基本ルールも覚えてもらえなくなるかもしれません。
そうすると、ファンが減るだけでなく、競技人口も減少します。
これは野球のレベル低下にもつながります。
まあ、子どもたちへのアピールは、野球界全体という視点で考えれば
イチローや松井のように、メジャーでの成功者がいるうちは大丈夫かもしれませんが。


(2)親会社が抜け始める
一般層への露出が減るだけなら、まだ何とかなるかもしれません。
仕組みや成り立ちが違うので単純比較はできませんが、
例えば、Jリーグは立ち上げ時のブームから一転
ゴールデン撤退に見舞われマスコミ露出が激減しましたが、
努力の末、今ではプロスポーツリーグのお手本と
言われるまでになりました。

Jリーグは一般層の認知がいまいちでも
やっていける仕組みを作りだしました。
しかし、プロ野球は違います。
プロ野球の場合は一般層の認知の高さこそが
親会社が球団を持つ理由だからです。

ほとんど巨人戦の放映権料が入らないパリーグの球団の多くは
数十億の赤字を出し、赤字は親会社が補填しています。
数十億も補填してくれる理由は、
プロ野球のマスコミ露出が多く、一般層への認知度が高いからです。
例えば、スポーツコーナーでプロ野球の結果速報では
「ロッテ対日本ハムは…」のように親会社の名前を連呼してくれます。
また、プロ野球球団を持つことは全国的知名度や企業の信頼度を高くすることは
オリックスなんかがよく代表例として挙げられるところです。
2004年の新規参入もこれがなければ、起こらなかったでしょう。
(なので、一部を除いた親会社にとっては
「これからは地域密着!」という世論に対して
 本音ではとんでもないと感じてると思います。)

マスコミ露出が減り、一般層の認知が低くなると
親会社が多額の赤字を補填する理由がなくなります。

親会社が一斉に球団を潰して、プロ野球滅亡…
というのは、世間の評判や球場使用契約などがあるので
妄想に過ぎないでしょうが、
今の親会社が球団を捨てて
それを地元企業が連合して買い取るというのは
有り得ると考えています。
(ダイエー→ソフトバンクのときの地元の反応を見ると)
しかし、地元企業連合では球団を支える体力がそこまで無いので
かなり小規模な、それこそ規模、知名度ともに社会人野球レベルの
プロ野球になると思います。
親会社が持ち続けるにしても、今と同じ規模の赤字を補填し続けるでしょうか?

現在のプロ野球は規模が大きいからこそ、
観戦者の多い娯楽となり、目指す子どもたちもいる。。
今よりもはるかに小規模なプロ野球を見たい人が大勢いるかどうか。
今よりもはるかに小規模なプロ野球に行きたいと思う子どもたちがいるかどうか。
他スポーツに流れるんじゃないかな?
(競技人口に関しては、サッカーの一人勝ちになるでしょう。
 観戦者に関しては他のスポーツというより、
 他の娯楽に流れると思います。)
そして、さらに小規模になりいつの間にかフェイドアウト…
みんなが知らない間にプロ野球が消滅…

絶対ありえないと、あなたは主張できますか?


今日は脅迫めいたことばかり書きました。
「巨人戦中継衰退の恐怖 その3」は、ここまでの暗い主張に対するフォローです。
posted by 21 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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